ぶつかった車の運転手や友達が、一斉にマルオ君のもとに駆け寄りました。
いったい何が起こったのか・・・理解できない表情のマルオ君。
しかし、手足の擦り傷の痛みやみんなが心配している様子に、少しずつ記憶が戻ってきました。
「ケガは?」「どこか痛いところは?」みんなの問い掛けにマルオ君は、「右ひじと左脚が痛い・・・」見てみると擦りむいたキズが・・・
骨折の可能性もあるので念のため病院で検査しましたが、擦り傷以外は軽い打撲程度でした。
ふざけ合って歩いているマルオ君達を見て、危険だと思いスピードを落としていた運転手さんの判断や、ぶつかった場所の運の良さもあったでしょうか?
いえ、違うようです。
その運転手さんは、話してくれました。
マルオ君の背負っていたランドセルが、うまくクッションの役割をしてくれた・・・と。
ランドセルのかぶせ部分に付いている小さなキズが、それを明白に物語っていました。